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医療関係者のみなさま

Q&A

【Q】ニコチンの作用について教えてください

【Answer】

ニコチンは中枢神経及び末梢神経に存在するニコチン性アセチルコリン受容体に作用して、刺激と抑制の両作用を有するために生体に対する作用は複雑です。ニコチンは副腎髄質からカテコラミンを遊離し、心拍数を高めて血圧を上昇させます。主な作用は以下のとおりです。
○中枢神経系:著明な興奮の後に抑制を起こします。小量で弱い鎮痛作用、呼吸興奮、また嘔吐を示します。大量で振戦の後の痙攣、呼吸麻痺を起こします。
○末梢神経系:小量で刺激伝達が促進され、大量では伝達遮断を起こします。その作用は筋肉、皮膚、腸間膜、肺、頚動脈、大動脈、舌など様々な部位に及びます。
○心血管系:心臓は副交感神経支配が優位なため、初期に興奮により心拍数は減少し、次いで抑制により心拍数は増加します。血管は交感神経支配が優位なため、初期に血管収縮、血圧上昇を起こし、次いで血圧は下降します。
○消化器系および外分泌腺:初期に胃液、唾液、気管支分泌の増加、平滑筋の緊張と運動の促進が起こり、次いで分泌減少、抑制が起こります。

引用文献
1)田中千賀子編集:NEW薬理学/南江堂 248,1993 [NICS00126]

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